2015年1月25日日曜日

オートバイの魅力

バイク人口は減少の一途で、ユーザーの平均年齢は50歳超え。
終わコン感漂う業界なわけだけど、かつて流行ったのにはそれなりの理由があると思う。

その理由は、これからのコンテンツを考えるのにも重要かなと思ってみた。
というか、某所で面白いログを見つけたので個人的に整理。

価格(コスト)

これはバイクユーザーは否定しがちだが、
やっぱり車と比べてしまうと低価格で手を出しやすい。

車を持てない人でもバイクは買えるし、
普段使う車の他に遊びの車を持つのはちょっと・・・という人でも、
バイクなら+1台を所有しやすい。
場所(これもコストに含めてよいだろう)も車よりとらない。

さらに、ボーナス等でまとまったお金が入った時に一括でも買いやすい。
衝動的に買ってしまうこともできてる範囲の価格にあるのだと思う。

またそれでいて、それなりに顕示欲を満たせる。
車で200万では下の方だが、バイクで200万だせば同じバイク乗りに自慢できそうだ。

バイト学生から、今のメイン層である50以上の人でも、
自分のレベルに合わせて購入することに喜びを見いだせる価格なのだと思う。

運転する楽しみ(自己決定感、有能感、前庭感覚)

自分で操作してバイクを動かすことがまず基本快楽。(ゲームでも可能か?)
そして即座に加速等の前庭感覚に響くフィードバックが得れる。(現状、実機のみ)
さらには、自動車を追い抜く事で得れる優越感・有能感があると思う。
(ゲームでも擬似的には可能だろうが、
実際に人が乗っている実機で得れる感覚には及ばないだろう)

ただ、50代などの高齢ライダーは前庭感覚の刺激を求めなくなる。
(歳を取るとブランコやジェットコースターに乗りたがらなくなるのと同じ)
また、本人や周りで事故を起こして大けがするのを見ているので、追い抜きなども消極的。
しかし、操作するという楽しみだけは残る。

1人で完結できる顕示欲求

暴走族のようなものに代表されるもの。
顕示欲を満たす方法としてバイクが優れるのは、観客からのフィードバックを必要としない事。

バンドやらパフォーマンス活動などは、観客からのフィードバックにより顕示欲を満たせる。
観客が集まらない、または無視されるなどの反応をされれば、欲求は満たせない。
嫌悪の反応を楽しむようなチンコ見せて喜ぶような輩も、無視されては形無しである。

しかしバイクの場合は、人や車が行きかう路上で勝手にパフォーマンスを行う事が可能。
さらに、その結果無視されているとしても、もともと反応が見えない事が普通なので気にならない。
自分の思い通りの反応を想像し、自分だけで顕示欲を満たすことができる。

つまりはその個人の能力・資質に左右されず、顕示欲を満たせる。
これは発明だと思う。
(落ちこぼれとされる人たちが嵌る原因なのかもしれないが)

改造の楽しみ

なぜ廃れようとしているか

他のコンテンツへの転用

2015年1月13日火曜日