2011年12月23日金曜日

【読書メモ】『インド数学の発想―IT大国の源流をたどる 』矢野道雄 ★★★

なんだろう。結構だらだらと取り止めとなく語られる本。
初めて聞く事だらけだったので、それらを知る事でインドへの見方がかなり変わった。

19×19まで覚えさせるくらい、インドは数学に力を入れている。
だからITに強いんだ───みたいなのはやっぱウソっぱちなんすね。
10進法を使うなら九九で十分で、インド人も九九で止めてる人のが多いらしい。

19×19まで覚えて何が良いのか、全くもって理解できなかった自分としては、
もやもやが解消できた感じ。

それよりも、インド数学───というかインド算数は、当たり前の様にアルゴリズムを使う。
なんかその辺の下地が、ソフトウェア産業に適している感じがした。

あとはやはりカーストの存在も大きそうだ。
ITの良い学校を出て就職する事で、下層を抜け出せるのなら、
それはとてつもないモチベに成るだろう。

まぁ、読み物として面白かったな。

2011年12月16日金曜日

さがみ縦貫道路の246交差部に橋げたがっ!

って、まだ地上ですが・・・
これが、橋脚部分にズガーンと乗っかるんすよね。きっと。
どうすんだ?これ・・建築ってすげーなー・・・

2011年12月10日土曜日

【読書メモ】『デフレの正体─経済は「人口の波」で動く』藻谷浩介 ★★★

・今までの好景気は人口ボリュームのあった団塊世代のおかげです。
・そいつらが退職して金を使わなくなるんだから、景気なんて回復しないっす。
 って感じか。

まぁ概ね同意なのだけれど、「デフレの正体」というタイトルには少し引っかかる。
確かに回転率が悪くなればデフレに直結するはずだけどさ。
デフレってそれだけだっけ?説明できないもやもや感。

「エコ」と同じように、意識改革をして若者への所得移転を呼びかける案は面白かった。
でも、TPPとかのグローバル化の流れとは逆行するから無理だろな。
個人的には、保護貿易やら地域通貨やらに賛成でグローバル化に反対な人なので、
これまた賛成なのだけれど・・・まぁ25年後くらいにはもしかしてか。

まぁ冗長感はあるが一読してもいいかもな本かな。