2012年3月3日土曜日

報時付きの時計を買ってみた

小さい置時計はあるのだけれど、部屋のどこからでも見れる時計が欲しいなと。
そんな感じで選んでみたしだい。

しかし、いざ買おうと思うといろいろあって悩む。値段とデザインは勿論だけれど、
最近の時計はいろいろと機能がついているのでその面でも悩む。
電波時計やら、ライト付きやら、カレンダー付やら、仕掛け時計やら・・・

そんないろんな機能がある中、報時付きにしぼって選んでみた。
実は、前にばーちゃんちにあったのを見てて良いなーと思ってたんだ。

本当に良いなと思うのは、↓みたいなホールクロックの類なのだけれど、
分不相応な気がするのでパス。買うだけなら、中古品で手が届くんだけどね・・・。
でもこういうのがあると、本当に空間が贅沢になるんだよな。
そのうちには買えるようになりたいもんだ。



まぁ今の自分には電波時計でライトも付いてるこね辺↓がいいかなとポチリ。
デザイン的には四角くて濃いめの木っぽいのが部屋に合うかな~と。

チャイムは本物の鐘を打って鳴らすのではなく電子音なので
高いホールクロックと比較したらやっぱりチャチィ。
そしてミュートした感じで終わるのが残念な感じで、もう少し余韻を長く取って欲しかった。
でも音量が調節出来たりするのは良いかな。
チャイムは軽めだけど、それが今の部屋には合っている。
まぁ、個人的には満足のいく買い物だった。

[メモ]
学校とかで流れるキンコンカンコンはウエストミンスター・チャイムと言うらしい。
時刻の数だけ鳴らすのは数取り。ホイッティングトン・チャイムは、終業時に鳴るやつ。

時計メーカーのサイトでは、実際に音やメロディが聞けるので確かめた方が良いだろう。
リズム時計工業株式会社メロディ視聴あり。チャイムと数打ちの視聴なし?
セイコークロック株式会社メロディ、チャイム、数打ちの視聴あり。

数打ちは、単発以外に和音打ちや追い打ち(カンコーンみたいなの)などあるので、
その辺もこだわりたいところ。リズム時計がチャイムの視聴なしなのは残念すぎる。

カタログだけで見ると、セイコーの方が機能が充実してる感じがする。

また、報時付は①常に鳴る②明るいときだけ鳴る③OFFと選択できるものがある。
逆にどれかに固定のもあるので注意。


[設置してみての感想とか]
報時付きの何が良いかって、ちょっぴり時間が贅沢になるんだよな。

一定時間毎に鳴るって、急かされている様だったり、
管理されてる気がしそうと思うかもしれないが、
自由に好きな事を出来る状態ならそんな事はない。
(まぁ、○時までに宿題やらなーみたいな状態だと気がせくかもだけど)

退屈で苦痛な時って、ついつい時計を見て「まだ○時か」と確認して
さらに苦痛になるんだけれど、その逆の状態を味わえるのが報時チャイムなんだな。

普通なら時計なんて見ないような時間を忘れるくらい楽しい事をしている時に、
あえて時間を認識させてくれる事でそのツド楽しみが充足感に変換される感じ。
普通なら一瞬で終わってしまう休日を、1時間ごとに噛み締めながら過ごせるんですよ。
物足りない休日を、もう少し満足できる物にできる。それが報時。

『暇と退屈の倫理学』によると、贅沢の条件として浪費があり、
浪費とは物を吸収する事だという。
観念を消費する事と、贅沢に浪費する事は違うのだと。

報時は時間の浪費を可能にする。
何かをやったという結果しか残らない休日から、
楽しい時間を噛み締められる満足感のある休日に変えられるのだ。

とまぁ大げさに書いてみたが、そんな感じでちょっぴり休日が贅沢になる報時。おすすめです。