まぁ普通の軽くよめる新書。
でも、内容は多くの人によんで欲しいかな。
経営者としては、人件費を抑えつつ労働者を使い倒したい。
使う側の立場に立って考えてみたら、普通の欲求だと思うのだが、
なぜか多くの労働者からは、特殊な悪い経営者と見られてしまうのよな。
社員のために積極的に労働環境を整え、利益を還元していく。
割合的に見れば、そちらがすごい奇特な経営者なんだけどね。
人件費なんてコストなんだから当然抑えたい。
仕事なんて常に計画通り行くわけでもないし、
この弱肉強食の世界で、ぬるい仕事なんてそうないんだから、
労働者は会社の都合に合わせて、柔軟に対応して欲しい。
そんな当然の欲求に対して、否定的に書かれた本ではあるが、
ブラック企業で社畜化してる人らが現実を見れるように読んで欲しい。
そんな本。
また、マインドコントロール的なことにも書かれているが、
そういった事を経営側が意図的に利用している事に
考えが及ばない人には、本当によい本だと思う。
経営者側の欲求、手口を理解したその上で、
労働者として呑める呑めない、協力できるできないっていうのを
個人個人が考え、そして行動することによって、
労働市場がまともなモノになっていく。
会社同士だと当たり前に言える
「こちらも商売なんで、それはご協力できません」というのを、
労働者が経営者に言えるようにならんかなと思う。
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