2011年9月5日月曜日

【読書メモ】『「認められたい」の正体─承認不安の時代』山竹信二 ★★★

・人間には承認欲望てのがあるんです。
・現在ってのは、価値観の多様化(&それを認める社会)やらで
 昔と同じよーには承認欲望はみたせません。
・そんなこんなで「空虚な承認ゲーム」に陥りやすいですー
・克服には自分が本当に欲するものを認識して、
 自分の意思で、うまいこと社会になじもうぜ?
・っていうか、みんなに認められる価値観は現代もあるのぜ?
そんな感じか。

たしかに、ネットでは「キョロ充」って言葉をよく聞くし、
巷の20代の若者を見るとそんな感じな気もする。
そこから脱却する方法として、精神病の治療法に着目するのもいい感じな気がする。

でも、誰もが認める様な一般的な価値観を意識することで
承認欲求を満たそうってのはなんだかなぁ。
自分を慰める行為に逃げている様に感じる。

むしろ、承認欲求というものを認識できたなら、もう病的に承認ゲームに嵌る事はないわけで、
せっかくだから思う存分に悩み、気が狂いそうになるまで考えに考える方がお得じゃろ。

まぁ、
承認欲求に基づいてするフロイトの解釈は受け入れ易かった。
エディプスコンプレックスとか言われても、なんだかなぁと感じてたし。

また、現代の若者への理解がちょっと進んだ気がした。

しかしこの本、冗長感ぱない。クドぃ。
もっと短く、文字数も少なくて、すぐ解決方法が出てくる。
そんなキョロ充───というか若者が読みそうな本を作ってあげるといい気がした。
この本はこのままでいいのでサ。

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