2017年3月1日水曜日

【メモ】時論公論「トランプ大統領 矛盾はらむ経済政策」

この説明は分かりやすくまとまっていると思ったのでメモ。

トランプ大統領の国境税のしくみ
 
輸出で得た利益は課税対象から除く
 
輸入でかかった費用は経費に出来ないようにして課税対象にする
 
輸出企業を有利に、輸入企業を不利にし、国内に工場を誘致する。

さらに、貿易赤字を抱えるアメリカでは税収がアップする。
雇用の確保と財源の確保が同時に出来る。
(日本はこれをやると税収が下がる)

懸念点としては、
・輸入企業に携わる人の声を押し切って法案を成立するのは難しい。
・国内生産に切り替わると、商品価格は上がるので、
 労働者の賃金が上がらない場合は、
 買い控えが起きて景気がマイナスになる可能性がある。
・不公平な税制としてWTOに提訴される可能性がある。


個人的な感想を率直に言えば上手い案。
法案が通せなくても、国内の労働者のアピールにはなるし
敵と味方を見える化して提示できると思うので、政治的にはプラスだろう。
物価上昇して景気が悪化したとしても、原因の説明は出来、
納得させられれば、現在支持している人は離れないと思う。
アメリカ人の国民性次第だとは思うけど。
ただ、日本にとってはマイナスなので、オウフって感じ。
輸出で稼いでる日本はこの方式とれないからな。


2017年03月01日 23:55:00(00:10:00)
NHK総合 東京
時論公論「トランプ大統領 矛盾はらむ経済政策」■子田章博解説委員
トランプ大統領は議会で演説し、アメリカ第一主義の姿勢を強調。
雇用を守るための保護主義的な政策には、
アメリカ経済にマイナスの影響を及ぼす矛盾も。
詳しく解説します。

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