「コロナ対策でマスクをしているが、付け慣れないので息苦しい」
そんな話を職場なんかでチョイチョイ聞きます。
その結果、マスクを持ち上げて吸ってみたり、鼻だしマスクにしてみたり。
まぁ分かります。
私も花粉症成り立ての時は難儀したもんです。
でも、ちょっとしたコツを覚えてからだいぶ楽になりました。
そのコツとは、子供の頃に剣道の道場で教わった調息法です。
意識的に短期間で息を整える方法です。
マスクは息苦しいと息を荒げれば荒げるほど苦しくなります。
苦しくならない為には息を整えて体を落ち着かせる必要があります。
それを意識的にやるのが武道でよくある調息法です。
武道では相手に息を読まれるとそれがスキになる。
息を吐き切った時に攻撃を仕掛けられれば、
反応が遅れたり、連撃を受けきれなかったりしますし、
かろうじてしのいでも、さらに息が乱れてしまいまたスキになる。
また、どんなタイミングでも動けるように息に余裕を残す必要もあります。
なので剣道意外にも、空手や拳法では大抵は何かしらの調息法が存在します。
イメージしやすいのは、空手で稽古の最後に行われるやつでしょうか。
空手ではよく稽古の最後に
顔のあたりまで両手の拳を上げて、
ゆっくり下ろす動作をしますよね。
簡単に言えば、アレです。
アレは一瞬で息を整える調息法にもなっていて、
体の動作と一緒にやる事で効果を上げています。
始めはアレをマネするのが良いかもしれません。
この調息法をマスクが息苦しいと感じて息が荒くなった時にやると
少しずつ息苦しさが和らいでいきます。
いやまぁそれでも度々苦しいんですが、耐えられるようになっていきます。
そしてその内に気にならなくなっていくのです。
簡単なやり方
①安静にします。
(超重要。まずは息が荒くなるような動作はやめましょう)
②意識的に息をゆっくり吸って
(80%くらいまで)
③意識的に息をゆっくり吐く
(30%くらいまで。吐き切ると咄嗟に動けません)
④苦しいのを我慢して何度かくりかえす。
結局は耐えて慣れるしかないのですが、
マスクに慣れない方の参考になれば良いなと思います。